トピック
- 一般社団法人 高槻市薬剤師会が2026年8月よりeST-aidの運用を開始
- 平時は「医薬品提供体制リスト」の公開により、会務運営と地域連携を支援
- 医薬品情報共有はe-STockを活用してアクションリストにも対応
一般社団法人高槻市薬剤師会が、2026年8月より災害時情報共有システム「eST-aid(エストエイド)」の運用を開始されました。
eST-aidは災害時の情報共有を目的として開発されたシステムですが、近年は平時からご活用いただける機能の拡充を進めております。今回のご採用も、平時機能のひとつである「医薬品提供体制リスト」をご評価いただいたことが大きな契機となりました。
平時の機能 ― 「医薬品提供体制リスト」
「医薬品提供体制リスト」は、地域の薬局が対応可能な医薬品の提供体制を一覧として掲載・公開できる機能です。
各薬局が自身で対応可能な項目を登録することで、常に最新の状態が保たれた一覧を薬剤師会として公開できます。Excelでの取りまとめと比べて更新の負担が大幅に軽くなり、医療機関や地域の関係機関、市民の方が「必要な医薬品を提供できる薬局はどこか」を確認する手段としてご活用いただけます。
また「地域の薬局へのお知らせ機能」では、対象者を絞った確実な情報配信と既読状況の把握が可能で、会務運営における情報伝達の負担を軽減します。
平時の機能 ― 医薬品情報共有システム「e-STock」
「e-STock(イーストック)」は、地域の薬局同士が不動薬・採用薬の情報を共有し、必要な医薬品を融通し合うための仕組みです。
各薬局がWeb上で在庫情報を登録・更新し、薬剤師会や地域の単位で検索できるため、不動在庫を抱えた薬局と、その医薬品を必要としている薬局を直接つなぐことができます。譲受・譲渡に伴う注文書や領収書も自動で発行され、薬局間のやり取りもシステム上で完結するため、これまで電話やFAXに頼っていた確認作業の負担を大きく軽減します。
医薬品の供給不安が続くなかで、地域全体の在庫状況を可視化することは、患者様へ必要な医薬品をお届けするための備えとしてもご活用いただけます。
今後
災害対策は、導入して終わりではなく継続的な訓練によって実効性が高まります。各地域の対応状況に応じた訓練プログラムをご提案し、地域三師会や自治体との連携も見据えた支援を継続してまいります。
また、平時からご活用いただける機能につきましても、薬剤師会の会務運営の実態に即した改善を重ねてまいります。