プレスリリース

船橋市医師会で10月より運用開始!病院前救護所における医師会の活動をサポートするシステム「eST-aid」

  • 一般社団法人船橋市医師会が2023年10月よりeST-aidの運用を開始
  • 既に運用を開始している同地域の一般社団法人船橋薬剤師会とも組織を超えて情報共有
  • 救護所システムの運用を医師会・薬剤師会で行い災害時における医薬連携を強化
  • 千葉県での地域医師会の導入は4例目

 

■ 導入背景
既にeST-aidを導入している一般社団法人船橋薬剤師会からのご紹介で一般社団法人船橋市医師会にて10月よりeST-aidの運用がスタート致します。

eST-aidは、災害時の医療機関の診療状況を確認し、それをリアルタイムで一般市民に共有することができるシステムです。eST-aidは、広域災害救急医療情報システム「EMIS」がカバーしきれない細かな情報を補完する機能を持ち、救護所における医師の活動と薬剤師の活動をサポートします。

eST-aidのご導入に際し、特に「会員へのお知らせ」機能が高く評価されました。一般的に、県医師会からの案内や厚生労働省からの情報は、FAXやメールを通じて医師会より会員に周知されます。しかし、eST-aidの会員へのお知らせ機能を利用することで、これらの通知プロセスが簡略化され、会員の利便性が向上します。

■ 災害時情報共有システム「eST-aid」の利点
eST-aidの利点は、医師会・薬剤師会が導入することで両会の会員施設の被災情報などの共有をはじめ、下記のような情報が共有可能となることです。

契約プランにもよりますが、医師会と薬剤師会では以下の連携を取ることができます。
– 各救護所に集められた医薬品情報の共有
– 各団体の災害対策本部立ち上げ状況の情報共有
– 災害対策本部同士のチャット
– 医療機関の診療状況、薬局の営業状況の共有
– 医療機関、薬局の停電・断水・浸水などの被災情報共有

診療状況や停電などの被災情報は、大規模地震のような災害だけでなく、台風や豪雨などの風水害でも活用できる機能となっております。こういった情報は自治体や保健所も必要としている情報であり、自治体がeST-aidを導入することでクリニックや病院の診療状況や被災状況を迅速に確認できる体制を構築できるようになります。

■ 災害時情報共有システム「eST-aid」とは
東京都江戸川区薬剤師会との共同開発システムである災害時情報共有システムeST-aidは、薬剤師会、医師会、歯科医師会、及び自治体のそれぞれでヒトやモノ、被災状況等の情報を一元管理でき、かつ各団体間で必要な情報を共有できるシステムです。PC、タブレット、スマートフォンのいずれでもご利用頂けます。

また、熊本地震の際にも活躍した移動薬局車両「モバイルファーマシー」でもeST-aidを活用でき、千葉県で唯一保有している千葉県八千代市薬剤師会にも採用されております。eST-aidではモバイルファーマシーとeST-aidを導入している薬剤師会との連携機能も備わっておりますので、迅速に救護活動に臨むことが可能です。

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